靖國神社御創立百五十年記念大祭 靖國神社 神輿渡御 2019年
本年靖國神社は御創立百五十年の節目を迎え、10月17日(木)より御遺族・崇敬者多数のご参列のもと、
秋季例大祭・御創立百五十年記念大祭を斎行いたします。これに併せて御創立百五十年を奉祝し、
各地の伝統芸能などが奉納されます。一般の方々の参拝も多く予想される奉祝諸行事では、
日本三大盆踊りとして知られる「郡上踊り」「西馬音内盆踊り」「阿波踊り」、また手筒花火、
神輿振りなどが10月12日(土)より各週末、境内にて実施されます。
また御創立百五十年記念事業として、全国47都道府県の土や石を使用して著名な陶工が作り上げた
「さくら陶板」を展覧する「慰霊の庭」を整備し、神社直営売店、飲食店が入る「外苑休憩所」も新たにオープンします。
靖國神社の由緒
靖國神社は、明治2年(1869)6月29日、明治天皇の思し召しによって建てられた招魂社しょうこんしゃがはじまりです。
明治7年(1874)1月27日、明治天皇が初めて招魂社しょうこんしゃに御親拝の折にお詠みになられた「我國の為をつくせる人々の名もむさし野にとむる玉かき」の御製からも知ることができるように、国家のために尊い命を捧げられた人々の御霊みたまを慰め、その事績を永く後世に伝えることを目的に創建された神社です。
創建当時、日本は近代的統一国家として大きく生まれ変わろうとする歴史的大変革(明治維新)の過程にありました。それ以前、日本は徳川幕府の政権下にあり、約250年にわたって鎖国政策をとり海外との交流を厳しく制限していました。ところが、アメリカや西欧諸国のアジア進出に伴って日本に対する開国要求が強まると、開国派と鎖国派の対立が激化し、日本の国内は大きな混乱に陥ります。そうした危機的状況を乗り切る力を失った徳川幕府は、ついに政権を天皇に返上し、日本は新たに天皇を中心とする近代的な国づくりに向けて歩み出すこととなったのです。
しかし、そうした大変革は、一方において国内に避けることのできない不幸な戦い(戊辰戦争)を生み、近代国家建設のために尽力した多くの同士の尊い命が失われる結果となりました。
そこで明治天皇は明治2年6月、国家のために一命を捧げられたこれらの人々の名を後世に伝え、その御霊を慰めるために、東京九段のこの地に「招魂社しょうこんしゃ」を創建されたのです。
この招魂社が今日の靖國神社の前身で、明治12年(1879)6月4日には社号が「靖國神社」と改められ別格官幣社に列せられました。
明治天皇が命名された「靖國」という社号は、「国を靖(安)んずる」という意味で、靖國神社には「祖国を平安にする」「平和な国家を建設する」という願いが込められています。
靖國神社の由緒
家紋靖國神社の御祭神
靖國神社には、戊辰戦争(戊辰の役)やその後に起こった佐賀の乱、西南戦争(西南の役)
といった国内の戦いで、近代日本の出発点となった明治維新の大事業遂行のために命を落とされた方々をはじめ、
明治維新のさきがけとなって斃れた坂本龍馬さかもとりょうま・吉田松陰よしだしょういん・
高杉晋作たかすぎしんさく・橋本左内はしもとさない といった歴史的に著名な幕末の志士達、
さらには日清戦争・日露戦争・第一次世界大戦・満洲事変・支那事変・大東亜戦争(第二次世界大戦)
などの対外事変や戦争に際して、国家防衛のためにひたすら「国安かれ」の一念のもと、
尊い生命を捧げられた方々の神霊みたま が祀られており、その数は246万6千余柱に及びます。
その中には軍人ばかりでなく、戦場で救護のために活躍した従軍看護婦や女学生、勤労動員中に
軍需工場で亡くなられた学徒など、軍属・文官・民間の方々も数多く含まれており、その当時、
日本人として戦い亡くなった台湾及び朝鮮半島出身者やシベリア抑留中に死亡した軍人・軍属、
大東亜戦争終結時にいわゆる戦争犯罪人として処刑された方々なども同様に祀られています
このように多くの方々の神霊が、身分・勲功・男女の区別なく、祖国に殉じられた尊い神霊(靖國の大神)
として一律平等に祀られているのは、靖國神社の目的が「国家のために一命を捧げられた方々の霊を慰め、
その事績を後世に伝えること」にあるからです。つまり、靖國神社に祀られている246万6千余柱の神霊は、
「祖国を守るという公務に起因して亡くなられた方々の神霊」であるという一点において共通しています。
家紋靖國神社と日本人
我が国には今も、死者の御霊を神として祀り崇敬の対象とする文化・伝統が残されています。
日本人は昔から、死者の御霊はこの国土に永遠に留まり、子孫を見守ってくれると信じてきました。
今も日本の家庭で祖先の御霊が「家庭の守り神」として大切にされているのは、
こうした伝統的な考えが神道の信仰とともに日本人に受け継がれているからです。そして同様に、
日本人は家庭という共同体に限らず、地域社会や国家という共同体にとって大切な働きをした死者の御霊を、
地域社会や国家の守り神(神霊)と考え大切にしてきました。靖國神社や全国にある護國神社は、
そうした日本固有の文化実例の一つということができるでしょう。
明治2年(1869)
5月戊辰ぼしんの役(戦争)終結(18日)
6月軍務官知事仁和寺宮嘉彰親王にんなじのみやよしあきらしんのうの命により
同副知事大村益次郎おおむらますじろうらが東京九段坂上三番町の旧幕府歩兵屯所跡に赴き、
招魂社しょうこんしゃ建設地を検分(12日)
九段坂上招魂社社地を東京府から受領
仮本殿、拝殿を起工(19日)
29日から5日間、招魂祭執行の旨、軍務官より在京諸藩に通達(23日)
招魂社鎮座、第一回合祀祭(29日)
鎮座祭に併せて相撲奉納
8月永世高(寄附米)1万石を下附する旨の御沙汰(22日)
明治4年(1871)5月
10月例大祭に併せて競馬興行(〜明治31年)
フランス・スリエ一座によるサーカス興行
明治5年(1872)5月本殿竣工(7日)
明治7年(1874)1月
明治天皇が初めて東京招魂社に行幸(27日)
「我國の為をつくせる人々の名もむさし野にとむる玉かき」の御製を賜る
明治10年(1877)2月西南の役(戦争)勃発
明治11年(1878)6月牛ヶ淵附属地を買収
神社非常時の避難所とする
明治12年(1879)6月東京招魂社を靖國神社と改称
別格官幣社に列せられる(4日)
明治15年(1882)1月軍人勅諭渙発
2月遊就館開館式挙行
明治20年(1887)12月
青銅大鳥居(第二鳥居)竣工
明治22年(1889)2月大日本帝国憲法発布
明治23年(1890)10月教育勅語渙発
11月第一回帝国議会召集
明治26年(1893)2月兵部大輔大村益次郎銅像竣工(日本初の本格的西洋式銅像)
明治27年(1894)8月日清戦争勃発
明治28年(1895)4月下関講和条約調印
明治33年(1900)8月北清事変
明治34年(1901)10月拝殿竣工(5日)
明治35年(1902)5月牛ヶ淵附属地に遊就館附属國光館(パノラマ館)開館
明治37年(1904)2月日露戦争勃発
明治38年(1905)9月ポーツマス講和条約調印
明治43年(1910)7月靖國神社附属図書館開館
大正3年(1914)7月第一次世界大戦勃発
大正7年(1918)8月シベリア出兵
大正8年(1919)5月鎮座五十年記念祭 大正天皇行幸、皇太子裕仁親王行啓(2日)
大正9年(1920)3月 尼港(ニコライエフスク)事件
大正10年(1921)6月第一鳥居竣工
大正12年(1923)9月関東大震災により拝殿、遊就館等に甚大な被害
昭和3年(1928)5月済南事件
昭和6年(1931)3月幕末殉難者の招魂祠が福羽家から奉納
9月満洲事変
10月遊就館新築工事竣工・仮開館
昭和7年(1932)1月上海事変
4月臨時大祭 昭和天皇・香淳皇后行幸啓、新築の遊就館を御巡覧(27日)
昭和9年(1934)4月遊就館附属國防館竣工・開館
10月神門竣工
昭和12年(1937)7月支那事変
昭和13年(1938)4月新招魂斎庭竣工
7月張鼓峰事件
昭和14年(1939)5月ノモンハン事件
昭和15年(1940)9月北部仏印進駐
11月 紀元2600年記念式典
昭和16年(1941)12月大東亜戦争勃発
昭和18年(1943)10月腐蝕により第一鳥居撤去木造仮鳥居竣工
昭和20年(1945)8月ポツダム宣言受諾
9月遊就館令廃止 靖國神社宝物館と改める(12月閉館)
11月 臨時大招魂祭 昭和天皇行幸(20日)
12月連合国軍による神道指令発出
昭和21年(1946)11月日本国憲法公布
昭和22年(1947)7月みたままつり始まる
昭和27年(1952)4月サンフランシスコ講和条約発効
10月 昭和天皇・香淳皇后行幸啓(16日)
昭和36年(1961)4月靖國会館二階に宝物遺品館開館
昭和44年(1969)10月御創立百年記念大祭 昭和天皇・香淳皇后行幸啓(20日)
昭和47年(1972)3月霊璽簿奉安殿竣工
昭和49年(1974)10月第一鳥居再建
昭和50年(1975)11月昭和天皇・香淳皇后行幸啓(21日)
昭和55年(1980)11月靖國神社奉賛会設立
昭和61年(1986)7月遊就館再開
平成元年(1989)1月御本殿修築工事竣工(昭和大修築)本殿遷座祭(26日)
10月御創立120年記念大祭(19日)
平成10年(1998)12月靖國神社崇敬奉賛会発足
平成11年(1999)10月靖國偕行文庫開設
平成14年(2002)7月遊就館本館改修・新館新築工事竣工
平成16年(2004)9月参集殿改築工事竣工
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神輿バカ 鳥益3代目 榑林です
30歳後半にして神輿にハマり今では呼ばれたらどこにでも
行ってしまうぐらいになってしましました
神輿に関わっているいろんな方ともっと知り合いになり
学び、楽しみ、日本の伝統を伝える
そんな活動が少しづつ出来たらと思っています
お神輿を担がせて頂けたり、お神輿の事を教えて頂けたり、
その他なんでも構いません ご興味もって頂けたらご連絡下さい
榑林 info@torimasu.com
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